むねちゃんのお部屋

大阪在住の2児の母です。鬼ごっこで遊びながら社会をより良くするプロジェクトを運営しています。読書の備忘録をも。

カテゴリ:本の紹介。 > ビジネス書

MBAを取得したいって思ったことがありませんか?
私自身も経営について学びたいと思い、MBA取得を真剣に考えたことがあります。
でも、大学院に行かなくても経営学って学べるんです。
そう、この本を1冊読めばMBAでどんなことを学ぶのか、把握することができます!



経営でもっとも重要なことのひとつに「スピード感」がよく挙げられますよね。
本書でも「クイック&ダーディ」(Quick and Dirty:多少粗くてもいいから、素早く)という考え方が出てきます。
100%のクオリティを追うよりも、7割9割方検証されたと確信できたらどんどん進めるべき
という意味です。
ビジネスにおける検証は未来のことを扱うことが多いため、「絶対こうなる」といったレベルまで検証することは不可能です。…だからこそ、検証のクオリティを上げるよりも、スピードを重視して前に勧めることに価値があるのです。

また、経済学者ゲーリー・ハメル氏のこの言葉も重要です。
ORではなくANDを目指せ
トレードオフ(同時に実現するのが難しい2つのどちらかを選び、どちらかを諦めること)を打破するアイディアで、両者を高次元で実現するべきという考え方です。
「AND」を満たすことで、その業界で圧倒的なポジションを築けた、トヨタやサムスンの例を挙げています。
テレードオフで戦略の軸足を決める企業が多いなか、安易に妥協する経営戦略に異を唱えています。

さらに、いくら優れた経営戦略を持っていても、組織内部でそれが浸透し、実際に実現されなければ意味がありません。そのためには、
従業員にとっても、「できる」「やりたい」と思えるようなビジョンや戦略を描くことが求められるのです。
実際に社内を動かすためには、以下の3点を強く意識する必要があります。
1.「知らない」を「知っている」という状態にする
 戦略を周知徹底する
2.「できない」を「できる」状態にする
 能力開発、外部からの人材獲得を行う。また物理的な障害を取り除く。
3.「やりたくない」を「やりたい」という状態にする
 「やった方が得だ」ということを説得する。また、適切なインセンティブを与える。さらに、抵抗勢力を懐柔、排除し、反対派を減らす。


他にも、KPIやPDCAサイクルを回すためのプロセス、ブランド構築、フェルミ定数、キャッシュフローの定義、など、経営学では必ず出てくる考え方や手法、言葉が網羅されています!
聞いたことはあるけど、よくわからないという疑問を解消するのに適しており、本書を読んでから各分野を深く掘り下げていくとすっと頭に入ってくると思います、

また、自分の興味関心があるところだけ読んだり、辞書的な使い方をしたりできるように工夫されているので、初めから終わりまで順番に読んでいく必要がないのもオススメです!!

パソコンのメールボックスを開くと、何十通もの宣伝メールが届いていて嫌気が差すことがありますよね?
私も毎日毎日そのメールをゴミ箱に捨てる作業が面倒で仕方ありません。
でも、中には必ずチェックしてしまうメールが1通はあるんじゃないですか?

そのメールの差出人は、『プロダクトローンチ・フォーミュラ(以下、PLF)』を学び、実践している人かもしれません。
PLFとは、顧客および見込み客のEメールアドレスのリストを利用し、顧客との良好な関係を築きながら、強引な売り込みなど一切せず、顧客側から「ぜひ、売ってほしい!」と言ってもらえるインターネットマーケティングの手法のことです。

PLFの生みの親、ジェフ・ウォーカー氏の書籍『ザ・ローンチ』は、PLFの全容が丁寧に分かりやすく説明されており、読者はすぐに実践が可能です。



顧客との良好な関係を築く手法としては、
見込み客にやかましく訴えかけるくらいなら、カンバセーションに引き込んだほうが得策
であると説き、質問を投げかけることでカンバセーションのきっかけを作る方法を紹介しています。

質問の内容は
いちばん知りたいことを尋ねる
のが一番いいとのこと。そうすることで顧客や見込み客の要望に応えるだけでなく市場ニーズにマッチした素晴らしい商品開発にもつながります。



ローンチのシーケンス(手順)は、①プリ・プリローンチ、②プリローンチ、③ローンチ、④ポストローンチの4段階に分けられ、②プリローンチの段階では、
価値あるコンテンツを提供する必要
があり、
プリローンチ・シーケンスをとおして、見込み客に”本当の価値を届ける”ことが重要である。
プリローンチで「おいしい話」をたくさん売り込んでしまうのは心配だという声をよく耳にする。内容を明かし過ぎると、見込み客が商品を購入する必要性を感じなくなるのではないかと不安だという。しかし、…むしろ、質の高いコンテンツを十分に提供しないことのほうが心配だ。
と述べています。

まだお金を払ってもいない大勢の見込み客に対して、自分の知識を惜しみなく披露し、信頼と信用を勝ち取る必要性を何度も伝えています。


この文章を呼んで、西野亮廣さんの『革命のファンファーレ』を思い出しました。
信用を貯金しろ
西野さんも著書『えんとつ町のプペル』を全ページネットで公開し、大きな反響を受けました。
これ以上ない、最高の価値を提供しています。



世界屈指のインターネットマーケティングの第一人者のジェフ氏(ジェフ氏は否定していますが)と、打倒ディズニーを目指しクラウドファンディングやソーシャルメディアで革命を起こしている西野さんがほとんど同じことを実践しているのは、とても興味深いです。


さて、そもそもPLFを実践するためにはリストが必要なのですが、新しく事業を立ち上げるときには顧客はもちろんのこと、見込み客のリストさえないのが現状です。
そんなビジネス初心者には、シードローンチと言ってシード(種)を蒔くためのローンチ手法があります。このシードローンチは
優れた商品の開発と市場への参入を目的としているのであって、金儲けではない
とし、その後何度も繰り返されるローンチへのスタートを切るための戦術です。

この本には、他にも一気にリストを構築するためのJV(ジョイントベンチャー)ローンチや起業の心得についても書かれています。


コモディティ化している商品を販売している業種の人以外なら、この本を読み実践することでビジネスが軌道に乗る確率は格段にあがるでしょう。




福井の女性起業セミナーの講師としてお会いした、金澤悦子さんの著書をご紹介♪

女性たちが「心もお財布も満たされる幸せな働き方=ハッピーキャリア」ができるように応援されている金澤悦子さん。
年間300人以上もの悩める女性たちの生の声を聞いてきた彼女だけあって、子育て中のお母さんがどんな悩みを持っているかは手に取るようにわかるのでしょう。
ご自身も40歳での高齢出産を経験しているので、そのアドバイスは実践的なものばかり。

金澤さん自身は、家事は基本的にアウトソーシング。
世の中で蔓延している「完ぺきなお母さん像」からは真逆の人。
だからこそ、この本を読むと、理想と現実に苦しみやすい働くお母さんが、「これでもいいんだ!」と楽になる1冊でした。

お勤めにいっているお母さんにオススメしたい本ですが、
子育て中の女性を部下にもつ管理職の男性、共働きのパパにもぜひオススメしたいです!



元博報堂の制作部長、高橋宣行さんが現場で学んだ、60の言葉。

一番最初の言葉に、この本の内容が凝縮されていました。
発想って、結局、人柄だよ
いかに考えるかは、いかに生きてきたか、いかに生きるかと無縁じゃない
痺れました!!
一流広告代理店の博報堂の中で、人柄が大事だと言われていることにちょっと衝撃。

学生のときはピンとこなかったかもしれないけれど、働きだすとよくわかります。
本当に突き抜けた仕事をする人は、1人の人間として素晴らしい人。 

我の強い人が「俺は仕事できるんだぜっ!」って装っていることもあるけど、すぐにボロが出ます。
社内の調和を見出し、自分の仕事さえ進めばいい。
そういう人って、結局会社全体にとっては大きなマイナス要因ということも。
そのことをズバッと的確に表現してくれている!と思いました。
やっぱり誠実でどんな時に人から見られても恥ずかしくない人間でありたいものです。

他にも、こんな言葉がありました。
「いいけど、好きじゃない」
「正しいけど、情がない」
「話はわかるが、響かない」
「美しいものは強い。美しいものは残る」
感情に刺さる広告づくり。
博報堂の原点を感じる1冊でした。


世界最高レベルの通信機器メーカーになった

ファーウェイという中国企業をご存じでしょうか?
お恥ずかしながら、私はこの本を手にするまで知りませんでした。

ファーウェイとは未公開企業(株式を上場していない会社)であり、世界最高レベルの情報通信機器メーカーとして、2010年に「世界で最も革新的な企業ランキング」の5位に選ばれたこともあるそうです。
(ちなみに、1位Facebook 2位Amazon 3位Apple 4位Googleと上位4位まではすべて米国企業)

その驚異的な成長に、米国からは「中国政府から援助を受けている」とか「他企業の知的財産権を侵害している」といった疑惑をかけられ、市場から締め出されてきました。理由は、米国の既得権益を守るため。
しかし、そんなハンデや苦難を超え、ここまで生き延びてきました。
これまでの歩みと創業者、任正非(レン・ツェンフェイ)の企業哲学をまとめたのがこの1冊です。

数多くのライバルが消えていくIT業界の中で、どうしてファーウェイは生き残ってこれたのか?
中国企業のイメージとはかけ離れた内容に、驚きの連続です。

以下、ポイントをまとめます。
「我々には何のバックグラウンドもなく、何の資源もない。自分というもの以外、何ひとつ持ち合わせていない。従って、あらゆる進歩は他の誰でもない、すべてが自分次第なのだ」

「商人は政治を語ってはならない。ファーウェイは純粋かつ徹底したビジネス組織であるべきだ。政治とビジネスの癒着やもたれ合いなど、中国の商業史の悪しき伝統とは完全に決別しなければならない」

「欧米の通信機器メーカーが危機に陥った原因は、利益率が高すぎたことだ。一方、我々は暴利を求めなかったからこそ生き延びた。こんな薄利だからこそ、わずかな生存空間の中で生き延びる術を身につけざるを得ず、そのおかげで経営力が高まったのだ」

ファーウェイの最低限かつ最高の戦略は『生き延びる』ことである。

「欧米には成功を収めたマネジメント理論やノウハウが既に存在しているのだ。我々がそれを拒む理由がどこにある」

「我々はさらにオープンで協力的な体制をとり、ウィン-ウィンを実現させることで、現実を変えていかなければならない。これまでの20年、ファーウェイは多くの友を敵にまわしてきた。しかしこれからの20年は、敵を友に変えていくべきだ」

「広報担当者が年に一、二回しか間違いを犯さないようでは、職責を果たしているとは言えない。間違った意見を述べる勇気を持つべきだ」

「妥協とは非常に現実的で臨機応変な知恵の塊なのだ。世界の賢人はすべからく、いつどのタイミングで他人に妥協すべきか、あるいは他人に妥協を求めるべきかを心得ている。詰まるところ、人が生きるための拠り所は意地ではなく理性でなければならない」

「君たちは目をまっすぐ顧客に向け、上司へは尻を向けろ」

「ファーウェイの企業文化の特徴は正にサービスである。サービスを行うことでのみ、それを会社の利益に換えることができるからだ」


大手企業がひしめく業界で生き延びる術を学ぶのには最適です!


日本の経済事情を網羅的に解説してくれる、ちきりんさんも一押しの経済講義!

人気経済ニュース番組WBSのコメンテーターとしても有名なフェルドマンさん。
日本経済に精通するエコノミストとして活躍されている博士が出された本書は、ちきりんさんのオススメということで私も購入。


世界経済と日本経済の現状、アベノミクスの概要と成果、エネルギー問題、労働市場、少子高齢化と福祉・・・etc
日本の未来を語る上で欠かせない重要課題について、フェルドマンさんの鋭いご意見が書かれています。

以下、重要なポイントをまとめます。
水や石油、食べ物や環境など、希少資源や気象商品をどうやって公正配分し、どうやって希少性を解消するか。それを考えるのが、経済学です。争いを減らして世界を平和にし、そこに暮らす一人ひとりの人たちを幸せにするための学問です。

日本の農業は、作付け面積1平方キロ当たりの輸出額は1100万円ぐらいです。ところがオランダは、同じ面積でおよそ10億円の輸出額を誇っているのです。
(中略)日本の農業は、少なくともオランダと同じレベルまでは成長できる可能性を秘めているわけです。

アベノミクスの内容は、実は非常にオーソドックスな成長経済学です。国債発行と故郷事業、移転支出でマネーを民間に供給するケインジアン型の政策と、中央銀行が量的緩和によってマネーを供給するマネタリスト型の政策を同時に実行し、そこへソロー型経済戦略を組み合わせるようになっています。

まず知っておくべきことは、日本のエネルギー価格はアメリカに比べて断然高いということ。産業用の天然ガスですが、アメリカの7倍以上、家庭用で4倍です。さらに、電気代はそれぞれ2.7倍、2.0倍です。つまり日本の産業の競争力や家計には、あらかじめハンデがあるわけです。

面白いのが時給の動きです。2014年4月に消費税が上がった影響で、4-6月期のGDPは約7%マイナスでした。その後、7-9月期もマイナスが続き、その次の4半期にようやく若干のプラスの転じました。ところが時給は、あれだけGDPが伸び悩んだにもかかわらず、伸びが加速したのです。この背景に、労働者不足があることは明らかです。

研究開発費には即効性があるのか、対GDP比率と成長率の間に統計的な説明力があります。つまり、研究開発費に多くのお金(民間のお金も政府のお金も)をかけた国が、より高い生産性を成し遂げてきた事実があるのです。

なぜ既得権益が力を持つかというと、結局は選挙制度に帰結します。選挙制度は、既得権益を元にして政治基盤を築いた人たちによって作られているからです。つまり選挙制度こそ、大半の問題の根源。歳出削減と財政改革ができない理由も同じです。

投票は権利ではなく義務だという考え方を採択し、理由がない限り選挙へ行かない人から罰金を取るのです。2013年のオーストラリアの総選挙の投票率は何と、93%でした。

燃料として発電所に入るエネルギーは、実際に電力になると平均して37.2%しかありません。なんと62.8%も消失するのです。実にもったいない。ところがこの62.8%という消失率は、世界一優秀な数字です。(中略)つまり発電のエネルギー効率事態が、著しく低いのだということがわかります。

福島第一原発の事故処理には、20兆円ぐらいかかっています。1970年以後、福島の事故までの国内原発電量は、およそ7兆kWh(キロワットアワー)でした。(中略)すなわち、1回だけの事故コストを1970年以後に利用されたすべての原発の電力量で割ると1kWH当たり約3円のコストです。

未来学的な観点から考えれば、(中略)原油が安いことは、世界全体にとっても、日本にとってもよくない。なぜかといいますと、石油依存の現状から脱出できなくなるからです。

日本のエネルギー政策を強くするには、(い)効果的な金額と配分、(ろ)世界的な協力、(は)社会保障費と縦割り行政を減らすこと。

現在の税制にある配偶者控除について、私は廃止すべきだと思っています。これがあるために「私は働かないほうが得」というのでは、大切な機会を失います。女性を優遇するようでいて、実は逆に、労働への参加を阻み、能力向上も阻む要因になっています。

高齢者たちは、いまの水準の福祉をもらう権利が本当にあるのか、考え直す必要があります。若者を犠牲にしてまで、もらう権利があるのか。

地方再生の基礎は、徹底した選挙改革、廃県置州、財政の規律、一票の格差の是正、若者の投票率の上昇です。

“Be brave, be determined, overcome the odds, it can be done”
「断固たる決意、勇気を持つこと、分が悪くてもがんばること、できないことはないのだ」
(スティーヴン・ホーキング博士)
※読みやすさのために、引用の数字は漢数字からアラビア数字に変更してあります。

難解な経済指標や政策が、非常にわかりやすくまとめられていると思います。
日本経済について学びたいという人は必読です!


 

会社と家庭の成長は密接に関係している。

数多くの著書を出し、コンサルタント、コピーライターとしても超一流と名高い神田昌典さんが、自身の経験や実話をもとに書いたストーリー。
大きな成功を収めた後、人生はハッピーエンドになるのか?

理想と現実のギャップに苦しむ、成功者たちの落とし穴がそこにはありました。
会社と家庭の関係や、会社の成長段階で起こる問題のパターンを事前に学び、課題を乗り越える方法がこの一冊に詰まっています!

以下、本書のポイントです。
ビジネスで成功するためには、第一にタイミング、第二にタイミング、第三にタイミングだ。つまり、いつ市場に参入するかが鍵なんだ。

商品にしても事業にしても、成熟期というのは、じつは次世代のはじまりなんだ。革新を起こすには最適な時期なのさ。

成長が一服した総合業種で、専門化できるような隙間を見つければ、新しい成長カーブをつくれる

「成功したいならね、偶然に注意して。偶然を偶然と思わないで」

「僕がビジネスモデルを判断するときには、大きなチェックポイントが三つある。第一のポイントは、このビジネスまたは商品が成長カーブのどこに位置づけられているのか。第二のポイントは、ライバル会社との比較で優位性があるかどうか。第三のポイントは、ビジネスを継続するためにじゅうぶんな粗利が確保できるモデルか。」

どんなに大口の顧客がいても、顧客数が少ないうちはいつも不安だ。(中略)自分が主導権を握れずに、つねに相手によって振り回される。
収入はシンプルな法則で決まる。どれだけ多くの顧客に役立てるかだ。

お客さまの声を吸いあげれば、お客を呼べる。お客がひとりもいなければ、商品を無料であけてでもお客を作る。はじめから利益を出そうとする必要はない

「だからプラス思考になるのは、結果を出すうえで必要だ。僕が言っているのは、行き過ぎたプラス思考は、マイナス思考をそのコミュニティに生むということだ」

「夫が成功すると、その成功に妻は嫉妬する。
これは女が嫉妬深いからじゃないよ。当然、男だって同じ立場になれば嫉妬する。」

「子供は、家庭がすべてだ。家庭が居心地悪く、安全な環境じゃなかったら、自分が育つことができない。そこで夫婦仲を取り持とうとする。
できるだけ簡単に言うよ。子供は、いい子か悪い子になろうとするんだな。子供が二人いる場合には、ひとりがいい子になり、ひとりが悪い子になる。いい子は、親のいうことを何でもよく聞き、優等生になることで、家庭のヒーローになる。そのことで家族の絆を取り戻そうとする。一方、悪い子は暴力をふるったり、病気になったり、事故にあったりする。そうなれば、夫婦が協力して問題に立ち向かうからね。こうして夫婦の絆を回復するように働きかける」

これだけの犠牲をユキコが払っていても、タクは自分もそれ以上、仕事で苦労しているという意識があった。それは不毛な戦いだったかもしれない。どちらがより家族のために犠牲を払っているかという戦い。どちらも勝ったときには、ぼろぼろになっているだろう。ところが、その戦いの原因も虚しさも、戦っているときには見えない。

夫婦でうまくいくためには、お互いが同じスピードで成長していかなければならない

「知識がなければ、我々は感情の奴隷になり、パターンにはまり込む」

怒りのキャッチボールが会社と家庭で行われている

優れたチームを育てるのは、子育てと同じなんだ。
(中略)子供は母親からのたくさんの愛を感じて、自分は安全である、信頼されているという環境をつくらないと、しつけをどんなに厳しくしてもダメなんだよ。第一に母親的な愛情。その次に父親的なしつけを行うことが大事。

会社を成長させるためには、人間に対する理解がいちばん大切だということです。私たちは、母親の愛の重要性、そして父親の意思の重要性を学びました。その両者の協力の上に、はじめて創造力が生まれ、それを実行する力が得られることを学びました。

会社と家庭とは、相容れないものではないのです。会社が成長する仕組みと、家庭が成長する仕組みは同じなのです。

クレドを通して効果的に、企業の哲学を浸透させていく
自然に誰もがまとめ役の資質を持てるようになる

会社と家庭の成長を結びつけて捉えている話は他で読んだことがありませんでした。

家庭を持つビジネスパーソンやバリバリ働く夫を持つ専業主婦の方に読んでもらいたい一冊です。

 

失敗から学び、創り続ける最高のチームワークの形。

世界で一番使われるグループウェア・メーカーになる」を理念に掲げるIT企業、サイボウズの社長さん青野慶久氏。
青野さんは数々の企業をM&Aで買収したものの、子会社の業績悪化や社員の離職に悩まされていた。
青野さんを変えたのは松下幸之助さんの言葉だった。
本気になって真剣に志を立てよう。強い志があれば事は半ば達せられたといってもよい
それからは自分のこれまでのやり方を180度転換し、他には類をみない「多様性」のある会社作りを始める。

公明性大、自立、事実と解釈、成功と失敗、起案と承認、チームワーク、コンセプトなどあらゆる言葉を再定義し、全社員に共通認識を持たせ、共感を求める。
社長自らが理念や制度を浸透させるために、手本となり、メッセージを発信し続ける。

今のサイボウズができあがる過程が正直に語られています。

また、サイボウズの一番の特徴ともいえる人事制度は大変面白く、今後の日本社会全体に波及する先進事例だなと感じました。
最長6年間の育児・介護休業制度、育自分制度、人事部感動課、定年制の廃止、部活動支援などなど。
社員の要望にこれでもか!と応える姿勢は脱帽です。

以下、ポイントをまとめます。
真剣に成功を目指したとき、会社を去る人のことをくよくよ悩むだろうか。悩まない。そんな余裕はない。残った人で何とか成功することに集中する。誰かに批判されたことを気に掛けるだろうか。掛けない。批判されても死にはしない。粛々と次の課題に取り組むだけだ。

覚悟を決めている人は言い訳をしない。(中略)言い訳をしない人は心が強い人だ。しかし、心が弱い人でもその領域に行けると気付いた。それは、保身をあきらめることだ。

今、目の前にいる従業員がそもそも1人1人まったく違う存在だと考え、彼らの個性を制限している障壁を取り除いていく。すでに社員は多様であり、それを一律的な規則で働かせるのをやめるだけである。

私はメンバーに「サイボウズのことを酒場で愚痴るのは卑怯だ」と伝えている。問題があるなら上司に言ってくれ。上司が動かないなら、その上の上司に言ってくれ。最終的には私に言ってくれ。それでも変わらないかもしれないが、質問することから逃げないでほしい。それが質問責任を果たすということだ。

「『事実』と『解釈』は別物である。実際に起こったことが事実で、それを見て思ったことが解釈。たいていの場合、事実は大したことはない。解釈を付け加えることで、人は感情的になってしまう」

成功や失敗は、掲げた目標に対する結果の相対的な位置を表現しているに過ぎない。

コンセプトとは「誰」に「何」と言わせたいか。

意思決定の基本は何か。(中略)「起案」と「承認」だ。誰が起案し、それを誰が承認するのか。組織がややこしくなるのは、これが決まっていなかったり、守られていなかったりするからだ。

「やるべきこと」とは、周囲に期待されていることを表す。

信頼する人から期待の言葉をかけられるときほどモチベーションが高まる瞬間はないだろう。それが足りないと思えば、それをもらいに行けばよい。

人事制度を作れば終わりだと思っていないだろうか。風土変革のない制度変革は効果なし。

サイボウズにおけるすべての制度は、「グループウェア世界一」のための制度です。今回の制度は、外出時にさらに効率よく働いていただくための投資です。外勤メンバーが世界最高レベルの成果を上げるための投資です。サイボウズらしい、見事なコーヒーショップの活用に期待しています。その目的を無視して運用されるのであれば制度はすぐに廃止しますことをご理解ください。

今までになかった制度を最初に使うのは勇気がいる。ここでリーダーの出番だ。リーダーが使えば、メンバーも安心して使えるようになる。

リーダーの行動をメンバーは見ている。

風土作りの終盤戦は、「変え続ける」文化を創ることである。(中略)しかし、現行の制度・風土がメンバーに支持されていればいるほど、変える理由が乏しくなる。変化に対して抵抗感が生まれる。

まず、スモールスタート・スモールチェンジという手段が有効だろう。新設・変更する制度の適用範囲を制限し、小さく始めることで失敗のリスクをコントロールしながら進める方法だ。

感動を生み出すためにまとめた5つの要諦「kando5+1」
①「努力」 努力なきところに感動なし
②「メッセージ」 伝えたいメッセージこそが感動の華を咲かせる
③「共感」 共感があればあるほど感動の華は大きくひらく
④「手間」 手間をかけることでメッセージがより深く響く
⑤「サプライズ」 サプライズが感動の種に芽を出させる
+1 「for you」 その努力が自分のためではなく誰かのためだった場合、感動は最大化する

緩い気持ちを引き締めるのは、飴でも鞭でもなく、高い理想への共感だと考えている。

他社に破壊される前に自ら破壊せよ

「利益とは、人件費を払った残りカスである。人件費を払うために利益が必要なのだ」

我々の利益を実現させるために資本主義の仕組みを使うのであって、資本主義の仕組みに使われないようにしたい。

サイボウズの制度をそのまま真似するのもいいと思いますが、なによりも制度を作る仕組み、考え方を学ぶことが大切だと思いました。

職場環境改善、チームワーク向上に取り組んでいる方は必読です!!


全体の99%である二流(凡人)でも、超一流と肩を並べることができます!

題名からして煽りすぎじゃないか?と思っていたのですが、本書を読み終わると、これも存在感を出すためのテクニックなんだと納得させられました。

編集者として関わった書籍の半分が5万部以上の売り上げをたたき出し、その累計は1000万部以上になるという、出版業界のヒットメーカーの長倉顕太さん。
「腐った出版業界」を一新する、と前半はかなり挑発的な感じなんですが、読み進めていくうちに、長倉さんの問題提起や主張に「なるほど!」とうなずくばかり。

結果を出し続ける長倉さんの「すべてを一冊に込めた」という本書は期待を裏切らないと思います。

以下、ポイントをまとめます。

「完全でない自分への不安感から完全なるものを求めて、他人のストーリーにはまっていく」
そして、本来の自分とはまったく合わないことに気づかないまま、誰かの夢や物語を追い続けている人が出てきてしまったのである。

「自分が薦めたい商品ならいい。でも、もっと改善できるはず、なんて思ってしまうと、納得して商品を語れない。だからコピーライターはやめました。エルメスにちゃっちコピーはないですよね。よいコピーをつくることと、売れるものをつくることは別。よくないものをコピーで売るなんて、やめたほうがいい。」(糸井重里さん)

目の前の人、目の前のことにどれだけ集中できるかが、人生において重要なポイントである。

私たちがまず取り戻さなければいけないのは「感じる力」だ。

キャラクターづくりで重要なのは以下の点になる。
〇1つ目は「何者なのかを認知させること」
〇2つ目は「仮想敵をつくる」こと。仮想敵をつくることによって、メッセージが出しやすくなる。
〇3つ目は「言い切る」こと。言い切るメッセージを出し続ける。
〇4つ目は「一貫性を持ち続ける」こと。一貫性のないものは信用されない。

できる限り日常の中で「ライブ感」にふれてほしいし、自分自身も「ライブ感」を出せる人間であってもらいたい。

人生においてもそうだし、ビジネスにおいても同じだが、結局は「誰とやるか?」が一番重要になる。

心からその人が好きになれるかどうかが大切だ。惚れ込んで一緒にやれるか、好きになって頑張れるか。

「巻き込む力」って何かといえば、人を信じる力であり、自分自身を信じる力のことである。

You have to die a few times before you can really live.
「本当に生きるためには、まず何回か死ななきゃダメだ」
小説家 チャールズ・ブコウスキー

身体的な感覚を取り戻す7つの方法
①親との距離を取ること
②いらない人間関係は手放すこと
③自宅を引っ越すこと
④金を使い果たすこと
⑤会社を辞めること
⑥海外に1ヶ月以上行くこと
⑦両極を知ること

〇「自分のスタイル」をつくる
〇「戦う場所」を決める
〇「情報発信」をする
ということが、「自分の人生」を生きるうえで重傷だ。

「言葉をコントロールする人が、人生をコントロールする」

私は昔から、「読者は勝手な読みをする」と感じていた。
(中略)それは、その人の価値観で物事を見ているということ。つまり「あなたが読みたいように読んでいる」または「あなたの価値観に合うように勝手な読みをしている」ということである。
これはかなり恐ろしいことだ。

もともと、私は「借金は悪いことであり、借金だらけの会社は潰せばいい」と思っていたような人間だったが、(中略)「借りては返しをくり返していくことが経営であり、資本主義のルールだ」ということに気づいた。

素晴らしい人に出会うためにはどうすればいいのだろうか。答えは簡単だ。たくさんの人に会えばいい。会って話をして刺激を受ければいい。ただそれだけ。

「メメント・モリ(memento mori)」=「いつか死ぬことを忘れるな」

「しなければならない」という義務感ほど、私たちのモチベーションをなくすものはない。だから、人生から「義務」をなくしていったほうがいい。

「行動を約束するのではなく、結果を約束する」

日本をいう豊かな国では、致命傷を負う可能性はほぼゼロ。だから、私はこの国にいる限り、「徹底的にリスクを取る」という戦略を選ぶべきだと思っている。
なかなか突き抜けた結果が出せないと思っている人にオススメです!
今なら、FamilyMartにも置いてありますよ♪



 

超一流の人の気づかいの話し方。

13年間外資系を含む複数の航空会社でキャビンアテンダント(CA)として勤めてきた著者の実体験をもとに、ファーストクラスやビジネスクラスで出会ったVIPのお客様の話し方のエッセンスを教えてくれます。

VIP式話し方、頼み方、質問術、驚かせ方、ほめ方、断り方、叱り方・・・etc
章ごとにわかりやすくまとめられているので、自分が学びたいポイントに絞って読んでみるのもいいと思います。

実際のエピソードがたくさん出てくるので、ファーストクラスがどんな雰囲気なのか垣間見ることもできました♪

では、早速エッセンスを見ていきましょう。

①「わかる?」と上から指導するスタンスは皆無。
②「わかりにくくない?ちょっと説明が足りないかな」と、必ず最後に相手の気持ちやプライドを大切にしたいという温かみが込められている。

「なんですか、そんな顔をスチュワーデスがしてはいけないよ。僕はね、モノを書いていると耳が聞こえなくなるんです。ご心配には及びません。あ、でも心配してくれたあなたの声はちゃんと聞こえましたよ」

VIPのお客様が、いい意味で損得に敏感
自身に対しての損得ではなく、相手が損をしていないか、相手がちゃんと得をしているかに敏感であるのがVIPの損得勘定です。

不思議と、「ごめんね、時間を奪って」とおっしゃるのは必ずVIPのお客様なのです。
 
相手の声の大きさや口調、言葉づかいに合わせることができる柔軟性が、VIPのお客様には備わっているのです。

プロフィールは自分で披露するものではなく、知りたいと思わせるもの。
(中略)何を語るかも大切ですが、「何を語らないか」はもっと大切と言えそうです。

ひたすら会話の中心が相手でありつづけます。
相手の言葉に「それで?」というニュアンスの言葉を連打で返し、相手を主役に置き続けるのです。
 
頼まれごとはノーリスク・ハイリターンな、人生の大きなチャンスです。

「原点はね、お客様にリクエストを受けた商品は、たった1個でも丁寧にお応えして、このお客様の次のリクエストは何かな?と考えることなんだよね。」

VIP式ほめとは、「君のことを理解しているよ」というメッセージを、様々な表現を駆使して伝えていくことなのです。

相手が自身の何に不足感を抱き、埋めようと努力しているかをくみ取って、その行為をほめるのがVIP式です。

断られることに強くなる、そして、断りのシーンを常にシミュレーションすること

笑顔で断ることで、「あなたを拒絶しているのではない、この件にNOと言っているだけ」と相手に伝えることができます。

・断ることで相手が困るだろうなどと想像しすぎるのは、自意識過剰と紙一重。
・理由をくどくどと説明するのは、結局自分を守るため。

VIPのお客様の叱り方
①ガッツリ、しっかりと怒る。受け手にショックを与える。
②すぐにフールダウンし、怒りの理由を端的に説明する。
③相手のプライドをくすぐり、事の重大さに気づかせる。

将来大物になりたい、VIPと対等に仕事がしたい、
そんな方は、読んでみることをオススメします!





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