元博報堂の制作部長、高橋宣行さんが現場で学んだ、60の言葉。

一番最初の言葉に、この本の内容が凝縮されていました。
発想って、結局、人柄だよ
いかに考えるかは、いかに生きてきたか、いかに生きるかと無縁じゃない
痺れました!!
一流広告代理店の博報堂の中で、人柄が大事だと言われていることにちょっと衝撃。

学生のときはピンとこなかったかもしれないけれど、働きだすとよくわかります。
本当に突き抜けた仕事をする人は、1人の人間として素晴らしい人。 

我の強い人が「俺は仕事できるんだぜっ!」って装っていることもあるけど、すぐにボロが出ます。
社内の調和を見出し、自分の仕事さえ進めばいい。
そういう人って、結局会社全体にとっては大きなマイナス要因ということも。
そのことをズバッと的確に表現してくれている!と思いました。
やっぱり誠実でどんな時に人から見られても恥ずかしくない人間でありたいものです。

他にも、こんな言葉がありました。
「いいけど、好きじゃない」
「正しいけど、情がない」
「話はわかるが、響かない」
「美しいものは強い。美しいものは残る」
感情に刺さる広告づくり。
博報堂の原点を感じる1冊でした。