会社と家庭の成長は密接に関係している。

数多くの著書を出し、コンサルタント、コピーライターとしても超一流と名高い神田昌典さんが、自身の経験や実話をもとに書いたストーリー。
大きな成功を収めた後、人生はハッピーエンドになるのか?

理想と現実のギャップに苦しむ、成功者たちの落とし穴がそこにはありました。
会社と家庭の関係や、会社の成長段階で起こる問題のパターンを事前に学び、課題を乗り越える方法がこの一冊に詰まっています!

以下、本書のポイントです。
ビジネスで成功するためには、第一にタイミング、第二にタイミング、第三にタイミングだ。つまり、いつ市場に参入するかが鍵なんだ。

商品にしても事業にしても、成熟期というのは、じつは次世代のはじまりなんだ。革新を起こすには最適な時期なのさ。

成長が一服した総合業種で、専門化できるような隙間を見つければ、新しい成長カーブをつくれる

「成功したいならね、偶然に注意して。偶然を偶然と思わないで」

「僕がビジネスモデルを判断するときには、大きなチェックポイントが三つある。第一のポイントは、このビジネスまたは商品が成長カーブのどこに位置づけられているのか。第二のポイントは、ライバル会社との比較で優位性があるかどうか。第三のポイントは、ビジネスを継続するためにじゅうぶんな粗利が確保できるモデルか。」

どんなに大口の顧客がいても、顧客数が少ないうちはいつも不安だ。(中略)自分が主導権を握れずに、つねに相手によって振り回される。
収入はシンプルな法則で決まる。どれだけ多くの顧客に役立てるかだ。

お客さまの声を吸いあげれば、お客を呼べる。お客がひとりもいなければ、商品を無料であけてでもお客を作る。はじめから利益を出そうとする必要はない

「だからプラス思考になるのは、結果を出すうえで必要だ。僕が言っているのは、行き過ぎたプラス思考は、マイナス思考をそのコミュニティに生むということだ」

「夫が成功すると、その成功に妻は嫉妬する。
これは女が嫉妬深いからじゃないよ。当然、男だって同じ立場になれば嫉妬する。」

「子供は、家庭がすべてだ。家庭が居心地悪く、安全な環境じゃなかったら、自分が育つことができない。そこで夫婦仲を取り持とうとする。
できるだけ簡単に言うよ。子供は、いい子か悪い子になろうとするんだな。子供が二人いる場合には、ひとりがいい子になり、ひとりが悪い子になる。いい子は、親のいうことを何でもよく聞き、優等生になることで、家庭のヒーローになる。そのことで家族の絆を取り戻そうとする。一方、悪い子は暴力をふるったり、病気になったり、事故にあったりする。そうなれば、夫婦が協力して問題に立ち向かうからね。こうして夫婦の絆を回復するように働きかける」

これだけの犠牲をユキコが払っていても、タクは自分もそれ以上、仕事で苦労しているという意識があった。それは不毛な戦いだったかもしれない。どちらがより家族のために犠牲を払っているかという戦い。どちらも勝ったときには、ぼろぼろになっているだろう。ところが、その戦いの原因も虚しさも、戦っているときには見えない。

夫婦でうまくいくためには、お互いが同じスピードで成長していかなければならない

「知識がなければ、我々は感情の奴隷になり、パターンにはまり込む」

怒りのキャッチボールが会社と家庭で行われている

優れたチームを育てるのは、子育てと同じなんだ。
(中略)子供は母親からのたくさんの愛を感じて、自分は安全である、信頼されているという環境をつくらないと、しつけをどんなに厳しくしてもダメなんだよ。第一に母親的な愛情。その次に父親的なしつけを行うことが大事。

会社を成長させるためには、人間に対する理解がいちばん大切だということです。私たちは、母親の愛の重要性、そして父親の意思の重要性を学びました。その両者の協力の上に、はじめて創造力が生まれ、それを実行する力が得られることを学びました。

会社と家庭とは、相容れないものではないのです。会社が成長する仕組みと、家庭が成長する仕組みは同じなのです。

クレドを通して効果的に、企業の哲学を浸透させていく
自然に誰もがまとめ役の資質を持てるようになる

会社と家庭の成長を結びつけて捉えている話は他で読んだことがありませんでした。

家庭を持つビジネスパーソンやバリバリ働く夫を持つ専業主婦の方に読んでもらいたい一冊です。